貯金ゼロだった私が、たった1年で100万円貯められた「ズボラ家計簿」

お金

「今度こそ貯金するぞ!」と意気込んで始めた家計簿、気がつけば三日坊主…。

そんな経験、ありませんか?実は私も、典型的な「家計簿が続かないズボラ」でした。貯金ゼロ、口座残高すら把握していない状態から、たった1年で100万円貯めることができた「ズボラ家計簿」の全てをお話しします。

【実体験】貯金ゼロから始まった私の家計改革

Before:破綻寸前の家計状況

1年前の私は、まさに「貯金できない人」の典型でした:

  • 貯金残高:0円
  • 口座残高:把握していない
  • 月末:いつもギリギリ
  • 家計簿:三日坊主の繰り返し
  • 支出管理:レシートは即捨て

転職で収入が減ったことをきっかけに、ようやく危機感を覚えました。「このままではマズい」と思いつつも、完璧な家計簿をつけるのは性格的に無理。そこで編み出したのが「ズボラでも続く家計簿」でした。

After:1年後の劇的変化

  • 貯金残高:100万円達成
  • 月の支出:完全把握
  • 家計簿:毎日継続中
  • 固定費:年間30万円削減
  • お金への意識:180度変化

ズボラでも続く「3つだけ家計簿」の秘密

私が実践したのは、従来の家計簿の常識を覆す「超シンプル管理法」です。

1. 記録するのは「3つの数字」だけ

従来の家計簿では食費、光熱費、交際費…と細かく分類しますが、私は3つの数字しか記録しません:

①今日使った金額の合計

  • 食費500円 + 雑費300円 = 800円
  • 項目分けはしない、合計額のみ

②今月の支出累計

  • 1日800円 → 累計800円
  • 2日1,200円 → 累計2,000円
  • 毎日足し算するだけ

③残り予算

  • 月予算10万円 – 累計2,000円 = 残り98,000円
  • 一目で今月あといくら使えるかわかる

2. 「1日1分」のスマホメモ術

家計簿アプリも試しましたが、結局続いたのはスマホの「メモ帳」でした。

記録例:

【3月家計簿】
予算:100,000円

3/1  800円   残り99,200円
3/2  1,200円  残り98,000円
3/3  0円     残り98,000円
3/4  2,500円  残り95,500円

続くポイント:

  • レシートは見た瞬間にメモして即捨て
  • 項目分けしないので迷わない
  • 電車内や寝る前など隙間時間でOK
  • 残り予算が一目でわかるから買い物時に便利

3. 「80%で合格」のゆるいルール

完璧主義が家計簿挫折の最大の原因です。私は以下のルールで自分を甘やかしました:

  • 記録忘れ→翌日まとめて入力OK
  • レシートなくした→大体の金額でOK
  • 計算間違い→月末に辻褄合わせればOK
  • 予算オーバー→反省して次月頑張ればOK

「80%できれば上出来」の精神で、1年間継続できました。

100万円貯金を可能にした「3つの仕組み」

ズボラ家計簿で支出を把握できたら、次は「貯まる仕組み」作りです。

仕組み1:「先取り貯金」の自動化

給与振込→即座に貯金口座へ自動送金

  • 給与日に自動で5万円を貯金専用口座に移す
  • 残ったお金で生活する癖をつける
  • 「貯金は余ったらするもの」から脱却

具体的な設定:

  1. 貯金専用口座を開設(絶対に引き出さない口座)
  2. 給与振込日に自動振替サービスを設定
  3. 金額は手取りの20%程度から開始

仕組み2:「ボーナス8割貯金」ルール

ボーナスは「ないもの」として生活し、8割は貯金に回しました。

年間ボーナス60万円の場合:

  • 貯金:48万円(8割)
  • 使用:12万円(2割)

毎月5万円 + ボーナス48万円 = 年間108万円

仕組み3:「固定費削減」で自動節約

一度見直せば永続的に節約効果がある固定費を徹底的に削減しました。

私が削減した固定費(年間30万円削減):

項目削減前削減後年間削減額スマホ代8,000円2,000円72,000円保険料15,000円8,000円84,000円サブスク3,000円500円30,000円ジム8,000円0円96,000円電気・ガス12,000円9,000円36,000円合計46,000円19,500円318,000円

【段階別】ズボラ家計簿スタートガイド

STEP1:現状把握(1週間)

やること:

  • 今の支出を「3つだけ記録法」で1週間記録
  • 口座残高を全て確認
  • 固定費を書き出す

目標: 現実を知ることから始める(ショックを受けても大丈夫)

STEP2:予算設定(2週目)

やること:

  • 月の手取り収入を確認
  • 先取り貯金額を決める(手取りの10-20%)
  • 残金で生活予算を設定

予算例(手取り25万円の場合):

  • 先取り貯金:5万円
  • 生活費:20万円

STEP3:仕組み化(3週目)

やること:

  • 貯金専用口座を開設
  • 自動振替を設定
  • 固定費の見直し開始

重要: この段階で「貯まる土台」を作る

STEP4:習慣化(4週目以降)

やること:

  • 毎日の記録を継続
  • 月末に振り返り
  • 必要に応じて予算調整

コツ: 完璧を目指さず、継続を最優先にする

貯金100万円達成後の「次のステップ」

投資への挑戦

100万円貯まった後は、一部を投資に回し始めました:

  • つみたてNISA:月33,000円
  • iDeCo:月23,000円
  • 残り:引き続き貯金

さらなる節約の工夫

貯金体質になると、自然と節約意識も高まります:

  • ポイント活用:年間5万円相当のポイント獲得
  • 格安SIM:さらに月1,000円削減
  • 自炊率アップ:食費を月3万円→2万円に

よくある質問&挫折ポイント対策

Q: 家計簿が続かない時は?

A: 完璧主義を捨てる

  • 3日サボっても「今日から再開」でOK
  • 大体の金額でも記録する
  • 続けることが最重要

Q: 予算をオーバーしてしまう

A: 翌月で調整

  • 今月オーバー分を来月減らす
  • 年間で帳尻が合えばOK
  • 自分を責めすぎない

Q: 急な出費があった時は?

A: 緊急費用を別途確保

  • 貯金とは別に「緊急資金」を用意
  • 月1万円ずつでも積み立てる
  • 使ったら補充する

Q: モチベーションが下がった時は?

A: 貯金の目的を思い出す

  • 何のために貯めるのか明確にする
  • 貯金残高を見て達成感を味わう
  • 小さな目標を設定する

まとめ:「ズボラだから」こそ成功した理由

振り返ってみると、私が1年で100万円貯められたのは「ズボラだから」でした。

ズボラだからこそ:

  • 複雑な家計簿は最初から諦めた
  • 自動化できるものは全て自動化した
  • 完璧を求めず継続を優先した
  • シンプルなルールしか作らなかった

大切なのは「続けること」です。

1日1分の記録で、1年後には確実にお金が貯まる体質に変わります。貯金ゼロの状態から100万円貯められた実体験が、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

今日から始める「最初の一歩」

  1. スマホのメモ帳を開く
  2. 「今日使った金額」を1つ記録する
  3. 明日も続ける

たったこれだけです。1年後、あなたも必ず「貯金100万円達成」の喜びを味わえるはずです。


この記事は実体験に基づいて書いています。個人の状況により効果は異なりますが、継続すれば必ず結果につながります。一緒に貯金体質を目指しましょう!

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