スマホ代が高くて家計を圧迫していませんか?大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月額3,000円以上の節約が可能です。年間にすると36,000円以上の大幅な節約になります。今回は、格安SIMへの乗り換え手順と失敗しないポイントを詳しく解説します。
格安SIMで実際にどのくらい節約できる?
大手キャリアと格安SIMの料金比較
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)
- 月額料金:7,000円〜10,000円
- 年間料金:84,000円〜120,000円
格安SIM
- 月額料金:1,500円〜3,000円
- 年間料金:18,000円〜36,000円
節約効果
- 月間節約額:4,000円〜7,000円
- 年間節約額:48,000円〜84,000円
格安SIMとは?基本知識を理解しよう
格安SIMの仕組み
格安SIM(MVNO:仮想移動体通信事業者)は、大手キャリアの通信設備を借りてサービスを提供する事業者です。
格安SIMのメリット
- 月額料金が大幅に安い
- 契約の自由度が高い
- 豊富なプラン選択肢
- 最低利用期間が短い
格安SIMのデメリット
- 通信速度が時間帯により不安定
- キャリアメールが使えない
- 実店舗サポートが限定的
- 初期設定を自分で行う必要
格安SIM乗り換え前の準備チェックリスト
ステップ1:現在の料金とデータ使用量を確認
乗り換え前に以下を確認しましょう。
確認項目
- 月額料金の内訳
- データ使用量(過去3ヶ月平均)
- 通話時間
- 契約更新月
- 解約手数料の有無
ステップ2:SIMロック解除の確認
SIMロック解除が必要な場合
- 2021年10月以前に購入した端末
- 他キャリアの回線を使う格安SIMに乗り換える場合
SIMロック解除方法
- オンライン:各キャリアのマイページから無料
- 店舗:3,300円の手数料が必要
ステップ3:必要な情報・書類を準備
必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- クレジットカードまたは銀行口座
- MNP予約番号(電話番号を引き継ぐ場合)
- メールアドレス(キャリアメール以外)
失敗しない格安SIM選びのポイント
ポイント1:データ通信量に応じたプラン選び
データ使用量別おすすめプラン
ライトユーザー(3GB以下)
- 主な用途:LINE、メール、軽いウェブ閲覧
- おすすめプラン:1GB〜3GB
- 月額料金:800円〜1,500円
ミドルユーザー(3GB〜10GB)
- 主な用途:SNS、音楽ストリーミング、動画視聴
- おすすめプラン:6GB〜10GB
- 月額料金:1,500円〜2,500円
ヘビーユーザー(10GB以上)
- 主な用途:動画視聴、ゲーム、テザリング
- おすすめプラン:20GB〜無制限
- 月額料金:2,500円〜3,500円
ポイント2:通信速度と回線品質
回線別特徴
ドコモ回線
- 通信エリアが広い
- 安定した通信品質
- 格安SIM選択肢が豊富
au回線
- 地方での繋がりやすさに定評
- 比較的安定した速度
- データ容量の繰り越しが可能な会社が多い
ソフトバンク回線
- 都市部で高速通信
- 料金が比較的安い
- 選択肢はやや限定的
ポイント3:通話オプションの選択
通話をあまりしない場合
- 基本プランのみ
- 必要時に30秒22円で従量課金
定期的に通話する場合
- 10分かけ放題:月額700円程度
- 無制限かけ放題:月額1,700円程度
おすすめ格安SIM会社比較ランキング
1位:楽天モバイル
おすすめポイント
- データ無制限で月額3,278円
- 楽天回線エリア内なら高速通信
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 専用アプリで国内通話無料
注意点
- エリアによっては通信が不安定
- 建物内での電波が弱い場合がある
こんな人におすすめ
- データをたくさん使う人
- 楽天経済圏を利用している人
2位:ahamo(ドコモ)
おすすめポイント
- 20GB+5分通話無料で月額2,970円
- ドコモ品質の安定した通信
- 海外データローミング20GB無料
- dポイントが貯まる
注意点
- オンライン契約のみ
- 20GB以下のプランがない
こんな人におすすめ
- 通信品質を重視する人
- 海外によく行く人
3位:UQモバイル(au)
おすすめポイント
- au品質の安定した通信速度
- 全国に実店舗あり
- データ繰り越し可能
- 家族割・自宅セット割でさらにお得
料金プラン
- ミニミニプラン(4GB):月額2,365円
- トクトクプラン(15GB):月額3,465円
- コミコミプラン(20GB+10分通話):月額3,278円
こんな人におすすめ
- auユーザー
- 店舗サポートを重視する人
4位:ワイモバイル(ソフトバンク)
おすすめポイント
- ソフトバンク品質の通信
- Yahoo!プレミアム無料
- PayPayポイントが貯まる
- 家族割で2回線目以降1,100円割引
料金プラン
- シンプル2S(4GB):月額2,365円
- シンプル2M(20GB):月額4,015円
- シンプル2L(30GB):月額5,115円
こんな人におすすめ
- ソフトバンクユーザー
- PayPayをよく使う人
5位:IIJmio
おすすめポイント
- 業界最安水準の料金
- 豊富なプラン選択肢
- 技術力の高いサポート
- SIMカードの種類が豊富
料金プラン
- 2GB:月額850円
- 4GB:月額990円
- 8GB:月額1,500円
- 15GB:月額1,800円
- 20GB:月額2,000円
こんな人におすすめ
- とにかく料金を安くしたい人
- 複数回線を契約したい人
格安SIMへの乗り換え手順(完全ガイド)
手順1:MNP予約番号の取得
各キャリアでの取得方法
ドコモ
- My docomo(24時間)
- 電話:151(9:00〜20:00)
- ドコモショップ
au
- My au(24時間)
- 電話:0077-75470(9:00〜20:00)
- auショップ
ソフトバンク
- My SoftBank(24時間)
- 電話:*5533(9:00〜20:00)
- ソフトバンクショップ
MNP予約番号の注意点
- 有効期限は15日間
- 格安SIM申込時に10日以上残っている必要がある場合が多い
- 取得は無料(実際に転出する際に手数料発生)
手順2:格安SIM会社への申し込み
オンライン申し込みの流れ
- 公式サイトで料金プラン選択
- SIMカードサイズの確認
- オプション選択
- 本人確認書類のアップロード
- MNP予約番号の入力
- 支払い情報の入力
- 申し込み完了
申し込み時の注意点
- SIMカードサイズを間違えない
- 本人確認書類は鮮明に撮影
- MNP予約番号の入力ミスに注意
手順3:SIMカード到着後の設定
開通手続き
- SIMカード到着確認
- 開通手続き(電話またはWebで)
- 旧キャリアの自動解約
- APN設定(ネットワーク設定)
- 動作確認
APN設定方法
Androidの場合
- 設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク
- アクセスポイント名(APN)
- 新しいAPNを追加
- 必要情報を入力(各社から提供)
iPhoneの場合
- 構成プロファイルのダウンロード
- 設定→一般→VPNとデバイス管理
- プロファイルをインストール
手順4:動作確認とデータ移行
確認項目
- 通話ができるか
- データ通信ができるか
- SMSが送受信できるか
- アプリが正常に動作するか
データ移行
- 連絡先のバックアップ
- 写真・動画のバックアップ
- アプリの引き継ぎ設定
- LINEなどのアカウント引き継ぎ
よくあるトラブルと解決方法
トラブル1:通信速度が遅い
原因と解決策
- 混雑時間帯(12時、18-21時)の利用
- → Wi-Fi環境の活用、時間をずらしての利用
対策
- 通信速度に定評のある格安SIM選択
- 使い放題プランの検討
トラブル2:電話番号が使えない
原因
- MNP開通手続きが完了していない
- APN設定が正しくない
解決策
- 開通手続きの再実行
- APN設定の見直し
- カスタマーサポートへの問い合わせ
トラブル3:キャリアメールが使えない
対策
- Gmailなどのフリーメールアドレス作成
- 重要なサービスのメールアドレス変更
- キャリアメール持ち運びサービス利用(月額330円)
格安SIM乗り換えで注意すべきポイント
注意点1:通信速度の変化
格安SIMは大手キャリアより通信速度が遅くなる場合があります。
対策
- 事前に速度測定アプリで現在の速度を確認
- お試し利用やテスト期間を活用
- 口コミや評判を事前にチェック
注意点2:サポート体制の違い
大手キャリアとの違い
- 実店舗が少ない
- 電話サポートが有料の場合がある
- 設定は基本的に自分で行う
対策
- オンラインでの自己解決能力を身につける
- サポートが充実した格安SIMを選ぶ
- 家族や友人に詳しい人がいれば相談
注意点3:解約タイミング
最適な解約タイミング
- 契約更新月での解約
- 月末近くでの乗り換え完了
- キャンペーン期間の活用
まとめ:格安SIM乗り換えで家計を大幅節約
格安SIMへの乗り換えは、正しい手順で行えば大幅な節約効果を得られます。
成功のための5つのポイント
- 事前準備を怠らない: 現在の利用状況を正確に把握し、最適なプランを選択
- 自分に合った格安SIMを選ぶ: データ使用量、通話頻度、サポート体制を考慮
- MNP手続きは計画的に: 予約番号の有効期限と乗り換えタイミングに注意
- 設定は慎重に: APN設定などの初期設定を正確に行う
- 万が一に備える: トラブル時の対処法を事前に把握
期待できる節約効果
- 月額3,000円〜5,000円の削減
- 年間36,000円〜60,000円の節約
- 2年間で72,000円〜120,000円の大幅節約
通信費は毎月発生する固定費なので、一度見直すだけで長期的に大きな節約効果を得られます。最初は不安に感じるかもしれませんが、多くの人が問題なく乗り換えを完了しています。
この機会に、あなたも格安SIMに乗り換えて家計の負担を軽減してみませんか?
格安SIM乗り換えに関するご質問があれば、お気軽にコメント欄でお聞かせください。みんなで節約生活を成功させましょう!
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