【体験談】私が偏差値を3ヶ月で15上げた時にやっていたこと全て

学習

「偏差値45から60なんて無理だよ…」そう諦めかけていた私でしたが、正しい方法で取り組んだ結果、わずか3ヶ月で偏差値を15上げることができました。

この記事では、その時に実際に行った具体的な勉強法とスケジュール、そして多くの人が見落としがちな重要なポイントを体験談として詳しくお話しします。

はじめに:当時の私の状況

3ヶ月前の私の状況

  • 偏差値:全科目平均45(特に数学と英語が苦手)
  • 勉強時間:1日1-2時間程度(集中できていない時間含む)
  • 勉強方法:教科書を読む、問題集を解く(復習なし)
  • モチベーション:志望校は決まっているが、現実味がない状態

目標設定

  • 3ヶ月後の模試で偏差値60を目指す
  • 特に英語と数学を重点強化
  • 全科目バランス良く底上げ

Phase 1: 現状分析と戦略立案(1週目)

1. 徹底的な現状分析

まず最初に行ったのは、テストの点数だけでなく、どの分野でミスが多かったか、どの問題が特に難しかったかの確認でした。

私が行った分析方法:

  • 過去3回の模試結果を科目・分野別に詳細分析
  • 各科目の得意・苦手分野を可視化
  • 間違えた問題の傾向を分類(知識不足、計算ミス、時間不足など)

分析結果(当時の私の場合):

  • 英語:単語力不足が最大の問題(推測で50%以上の文章を読んでいた)
  • 数学:基本的な計算は問題ないが、解法パターンの蓄積不足
  • 国語:漢字・文法で取りこぼし多数、読解力は平均的
  • 理科:暗記分野は得意、計算分野が苦手
  • 社会:全体的に知識が浅く、応用問題で失点

2. 科目別の優先順位決定

偏差値を上げやすい教科は社会で、上げるのが難しいのが国語という情報を参考に、以下の優先順位を設定しました:

  1. 最優先:英語(単語強化)、社会(暗記系)
  2. 重要:数学(解法パターン習得)、理科(計算分野強化)
  3. 維持:国語(漢字・文法の基本固め)

Phase 2: 基礎固め期間(2-4週目)

英語:単語力の徹底強化

英単語・熟語を覚えることで、偏差値が10から15上がる人もいるという情報を信じて、単語力強化に集中しました。

具体的な方法:

  1. 単語帳の選択:『システム英単語』を使用
  2. 音読学習法
    • 「単語の読み」と「意味」を音読する(1単語1秒)
    • 例:「apple」→「りんご」、「river」→「川」
  3. 7日サイクル学習
    • 1-3日目:新出単語100個を音読(1日3回)
    • 4-6日目:同じ単語を復習(1日2回)
    • 7日目:確認テスト(即答できない単語は翌週継続)

成果:1ヶ月で約800語を完全定着。長文読解での推測頻度が大幅減少。

社会:問題集の徹底反復

学校配布の問題集を徹底的に繰り返し、スラスラできるまで何度も繰り返す方法を採用。

具体的なスケジュール:

  • 1周目:問題を解いて答え合わせ(正答率気にしない)
  • 2周目:間違えた問題のみ解き直し
  • 3周目以降:全問題をスラスラできるまで反復

結果:社会は最初に結果が出やすく、モチベーション維持に大いに役立ちました。

数学:理解→定着の2段階学習

数学は答えを覚えるのではなく、「解き方」を覚える必要があり、まず理解(納得)しなくては、覚えることもできないことを痛感していたため、以下の方法を採用:

学習手順:

  1. 理解段階:解法を完全理解するまで参考書を読む
  2. 定着段階:同じ問題を3回連続で正解できるまで反復
  3. 応用段階:類似問題で解法が使えるか確認

重要ポイント:一つの解法パターンにつき最低3問は類似問題を解く


Phase 3: 本格強化期間(5-8週目)

毎日のスケジュール管理

学習時間を計画的に管理し、スケジュールを立てて学習を進めることの重要性を実感し、詳細なスケジュールを作成しました。

平日のスケジュール(1日4時間):

  • 6:00-6:30:英単語復習(音読)
  • 19:00-20:00:数学(新単元学習)
  • 20:15-21:15:社会・理科(暗記系)
  • 21:30-22:30:英語長文・国語読解

休日のスケジュール(1日8時間):

  • 8:00-9:30:数学(問題演習)
  • 10:00-11:30:英語(長文読解)
  • 13:00-14:30:社会・理科(問題集)
  • 15:00-16:30:国語(読解問題)
  • 19:00-20:00:英単語・漢字(暗記系)
  • 20:30-22:00:弱点分野の集中学習

復習システムの確立

エビングハウスの忘却曲線を活用した復習スケジュール:

  • 学習当日の夜:軽く見直し
  • 翌日:前日の内容を15分復習
  • 3日後:同じ内容を10分復習
  • 1週間後:5分で全体確認
  • 1ヶ月後:最終確認

この復習システムにより、長期的に自主学習を続けることで、偏差値アップを目指すことができました。


Phase 4: 応用・実践期間(9-12週目)

過去問演習と時間管理

模擬試験や定期テストの結果を記入して振り返り、現状把握や課題発見に役立てることを重視し、本格的な過去問演習を開始。

過去問演習の進め方:

  1. 制限時間を意識:本番と同じ時間配分で解く
  2. 詳細な分析:正答率だけでなく、時間配分や解答プロセスを記録
  3. 弱点の洗い出し:間違えた問題は分野別に分類し、対策を立てる

モチベーション維持の工夫

短期間での学習は集中力やモチベーションの維持が難しい場合もあるため、以下の工夫を実施:

具体的な方法:

  • 進捗の可視化:勉強時間と成績を毎日記録
  • 小さな目標設定:「今週は英単語100個完璧にする」など
  • 適度な休息:疲労がたまっていると集中力や記憶力が低下するため、適切な休息とバランスの取れた生活を心掛ける
  • リフレッシュデー:週に1回は完全に勉強から離れる日を設定

科目別の詳細攻略法

英語:段階的能力向上

Stage 1: 単語力強化(1-4週目)

  • 基本単語1000語を完全暗記
  • 音読を重視した学習法

Stage 2: 文法力向上(3-6週目)

  • 英語の文法は、例文といっしょに覚えることで学力として定着しやすくなる
  • 文法問題集を3周回し

Stage 3: 長文読解(5-8週目)

  • 毎日1題の長文読解
  • 精読→速読の順で練習

数学:パターン認識力向上

基本方針:数学で出題される問題はパターンが決まっているため、問題を解いた回数が多ければ多いほど、テスト本番でも解ける問題が増える

具体的手順:

  1. 典型問題のパターン暗記
  2. 類似問題での応用練習
  3. 制限時間内での解答練習

国語:基礎固めと読解力向上

重点項目:

  • 漢字や文法の取りこぼしをなくすことで、文章題が苦手でも一定の点数が取れる
  • 教科書の文章を音読し、問題集で練習
  • 日常的な読書習慣の確立

理科:分野別対策

暗記分野(生物・地学)

  • 教科書の図やイラスト、授業内で行った実験などのイメージと一緒に基本用語を覚える

計算分野(物理・化学)

  • 数学と同様のパターン学習法を適用

社会:効率的暗記法

成功のポイント:

  • 学校配布の問題集から、ほぼそのまま出るため、スラスラできるまで何度も繰り返す
  • 地図や年表を活用した視覚的記憶
  • 時代の流れや地理的関連性を重視

成果と結果

3ヶ月後の偏差値変化

科目開始時3ヶ月後上昇幅英語4258+16数学4560+15国語4856+8理科4459+15社会4362+19平均4559+14

成功要因の分析

  1. 科学的根拠に基づく学習法:最新脳科学を駆使した超効果的な学習計画術を参考にした復習システム
  2. 優先順位の明確化:上がりやすい科目から取り組み、モチベーションを維持
  3. 継続可能なスケジュール:余裕を持ったスケジュールで、予定通りに進まないことがストレスにつながらないよう配慮
  4. 定期的な振り返り:目標設定→TO DOの作成→振り返り→改善のプロセスを繰り返す

失敗から学んだ重要なポイント

やってはいけないこと

  1. 完璧主義:最初から全てを完璧にしようとして挫折
  2. 無計画な長時間勉強:質よりも時間を重視した非効率学習
  3. 復習の軽視:新しい内容ばかり進めて定着を無視
  4. 科目間のバランス無視:得意科目ばかり勉強して苦手科目放置

成功のために必要な心構え

  1. 継続が最重要:一定のリズムで勉強を続けることが大切
  2. プロセス重視:結果にこだわりすぎず、日々の学習プロセスを大切に
  3. 柔軟な軌道修正:計画通りに行かなくても焦らず、適切に修正
  4. 健康管理:睡眠と食事を疎かにしては継続できない

今だから言える、本当に重要だったこと

1. 基礎の徹底が全て

偏差値15アップという大幅な成績向上は、特別なテクニックではなく、基礎的な問題を解ければ偏差値50までは到達できるという原理を信じて基礎を徹底したことが最大の要因でした。

2. 正しい勉強法の威力

正しい勉強法を知っていれば、最短で効率的に学習を進められることを身をもって実感。効率の良い方法を知ることで、同じ時間でも圧倒的に成果が変わります。

3. 継続のための仕組み作り

モチベーションに頼らず、継続できる「仕組み」を作ることが重要。習慣化することで、努力が当たり前になります。


これから挑戦する皆さんへ

偏差値を3ヶ月で15上げることは決して不可能ではありません。しかし、100〜150時間の追加勉強が必要で、3ヶ月から6ヶ月間、週に10時間程度の追加学習を続けることで達成できるという現実も知っておくべきです。

最後に伝えたいこと:

  • 今の偏差値は関係ない。正しい方法で継続すれば必ず上がる
  • 完璧を求めず、着実な積み重ねを大切にする
  • 結果が出るまで時間がかかることもあるが、諦めない
  • 健康を犠牲にしてはいけない。持続可能な学習を心がける

皆さんの成功を心から応援しています。正しい努力は必ず報われます。頑張ってください!


※この記事は私の体験談であり、全ての人に同じ結果を保証するものではありません。個人差があることをご理解ください。また、勉強法については専門家のアドバイスも参考にすることをお勧めします。

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